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経験から生まれた高効率スラリーポンプ

スラリーポンプ

 粒径d≒0.5mm(粒度30メッシュ)以下の固相が混じった二相の状態(固相と液相の混合)をスラリー(泥しょう)と称し、これを取り扱うポンプを通常スラリーポンプと呼び、それ以上の粒体を取り扱うものをサンドポンプまたはグラベルポンプと呼んでいます。
 しかし最近では、取扱液や使用条件も多様化し、本来はサンドポンプと称されるであるべき分野までスラリーポンプと称される事があります。


スラリーポンプの選定条件

 スラリーポンプの選定に当たっては、高効率、高性能である事は言う迄もない重要な要素です。しかし、構造や理論が優れて性能通りの運転ができても短期間で腐食や摩耗をしたり、運転中に故障を起こしたり、また、分解・組立が面倒で部品交換に時間がかかるようでは何もなりません。
 一般の化学工場でスラリーを取扱う場合、一番問題になるのは材質の選定です。
 固体粒子が大きいほど、粒子の形状が不揃いで角が鋭いほど、あるいは液温が高い場合や、省エネのため高い効率が求められる場合には耐摩耗性金属の方が軟質ゴムライニング製よりも適しています。

 スラリーポンプの構造・材質選定にあたっては、イニシャルコスト、ランニングコストを勘案して最も合理的な材料を検討する必要があります。
 スラリーポンプの形式が遠心ポンプの場合であれば、ケーシングは静止体なので腐食や摩耗を受ける度合いが羽根車に較べ遙かに低いため、必ずしも羽根車と同材質でなければならないと言う事はなく、むしろ、 羽根車は外周の流速の早い処ほど腐食や摩耗が加速的に進行するので、ケーシングに較べ抵抗性の高い材料を選ぶことが必要です。
 材料選定にあたっては、ユーザーのメカニカルエンジニアおよび豊富な経験と知識をもつメンテナンスエンジニア、メーカーの提案で行われることが、最も望ましい形です


スラリーポンプには、何故高効率ポンプを必要とするのか
セイブ・ザ・マネー
『省エネの最も有効な手段はポンプ効率の見直しです』

 英国のある技術雑誌に、ポンプ効率を1%改善すれば英国国内のポンプ運転に係わる電気代は年間約3千万ポンド(約60億円)節約出来るというレポートが掲載されていました。現在、地球規模でCO2を削減する為に、省エネは最も緊急を要する重要課題となっております。
 しかし、一般に「省エネ」と言えば主にタービン、エンジン、熱交換などが注目されており、数多く機能しているポンプ類にはさほど関心が払われていないばかりか、ポンプを使用している現場では、むしろ負荷の変動を見越して余裕の有りすぎるポンプを選定したり、ポンプ効率の低いところで運転していたり、またポンプ性能が低下しているものを使って動力費を浪費しているのが現状です。
 スラリーポンプの新規更新までの生涯経費(トータルコスト)を100とした場合、ポンプ取得価格はおおよそ2~3%程度、メンテナンス費用は4~6%程度、残りの90%以上は動力費となっています。従って、ポンプの運転効率を僅か2~3%アップする努力がポンプ購入金額と同等になる計算となります。


豊富な現場経験から生まれた高効率スラリーポンプ

 今までのスラリーポンプは、腐食や摩耗分を考慮して贅肉だらけの重厚長大な構造であり、ポンプ効率の悪いのは仕方の無い事だと思われていました。しかし、近時スラリーポンプに適した耐食・耐摩耗の新素材が次々に開発され、それと共に鋳造・熱処理技術も飛躍的に向上して設計通りの精度の高い鋳造品が作れるようになり、更にコンピューター解析による新しい流体理論と高度な生産技術により、高効率スラリーポンプの製作が可能となりました。
 当社は、「高効率化」による省エネルギー、「長寿命」による省資源をテーマに、「取扱いの良さ」「ムダのない構造」「低廉性」というコストパフォーマンスな考えから豊富な現場経験を活かし、先進の技術で各種用途の高効率スラリーポンプを製作し各方面からご好評を得ています。